DJ

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トークと選曲で聴衆の心をつかむ

DJ(ディスクジョッキー)は、大きくラジオDJとクラブDJの二つに分かれる。ラジオDJ(パーソナリティー、ナビゲーターなどとも言われる)は、ラジオ番組の案内役。プロデューサーやディレクター、構成作家たちと打ち合わせをして番組の企画を考え、構成作家の書く台本にそって番組を進める。リスナーからのハガキを紹介したり、ゲストとのトークも行う。音楽に詳しいというよりも、好奇心旺盛で話題が豊富な人が向いている。クラブDJは、若者に人気のナイトスポット「クラブ」などでの選曲を担当する。ミキサーやターンテーブルを操作して、その場の雰囲気に合わせて選曲し、場を盛り上げる。選曲のセンスと曲のつなぎ方のセンスがモノをいう、高いプロ意識とタレント性が要求される仕事だ。音響機材のチェックやレコード選びもDJの大事な仕事である。音響や照明など、店全体の演出効果を考えたり、新しいパーティーのアイデアを提案することもある。

オーディションでの売り込みが一番の近道

ラジオDJになるには、 (1)ラジオ局にアナウンサーとして入社する(2)オーディションを受けて番組DJとして採用される の二つの方法がある。また、クラブDJやタレント活動の実績から抜擢されることもある。ただし、アナウンサーは、採用試験が超難関なのに加え、ニュース原稿を読むのが中心だったりするため、DJとしての仕事は数少ない。進学するなら、大学・短大の音楽系や放送系学科、専門学校のアナウンサーコースなどが有利。話題を豊富にするために、幅広い教養を身につけておくことも必要だ。 クラブDJは、楽譜が読めなくても楽器が弾けなくてもなることができる。音楽センスをクラブに直接売り込み、アルバイトとして働きながら経験を積んで、実力を認められてフリーになるのが一般的。技術を磨くために先輩DJに「弟子入り」するケースもある。実力がすべての世界のため学歴は関係ないが、専門学校の関連コースで音楽の基礎を学ぶ方法もある。

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