マンガ家
日本文化の象徴、マンガの担い手
マンガ家の仕事は、主に、様々な形で発行されているマンガ雑誌にマンガを描くことです。時には、最初から単行本のために書き下ろすこともあります。また、最近はマンガを使う媒体が増え、例えば、企業関連や学習関連の出版物、公的な印刷物などで、わかりにくいテーマを説明するためにマンガを活用することも多くなりました。マンガ家の活躍の場は確実に広がっています。またマンガ作品がアニメや映画になり、なかには、世界的なヒットとなっているものもあります。マンガ家は、今や日本の文化の重要な担い手の位置を占めていると言えます。今や、世界から注目を浴びている日本のマンガ文化は、これからも様々な形で進化していきそうです。
新人賞をねらうかアシスタントになるか
マンガ家になるための一般的な方法は、各マンガ雑誌で募集している新人賞に入選することです。新人賞を受賞すればその雑誌に作品が載るチャンスがありますし、その後もバックアップしてもらえます。たとえ入選できなくても、将来性があると判断されれば、編集者がついてデビューまでの面倒を見てくれることもあります。また、自分の作品を出版社に持ち込み、編集者に見てもらうという方法もあります。編集者とのつながりができれば、その後も持ち込みやすく、アドバイスしてもらうこともできます。そのほかには、売れっ子マンガ家のアシスタントとして修業しながら作品を描きため、そのマンガ家担当の編集者に売り込む方法があります。