診療放射線技師

診療放射線技師

現代医療に欠かせない放射線装置を駆使

現代の医療では、病気の検査や治療のために放射線が欠かせません。診療放射線技師は、医師や歯科医師の指示を受け、検査や治療のためにX線やそのほかの高エネルギー放射線を人体に照射する医療技術者です。放射線装置で一番身近なのが、レントゲン博士が発明したX線装置ですが、ほかにもCT、MRI、超音波など、人体内部の様子を映し出したり、心臓や脳などを調べたりする高度な画像診断機器がいろいろ使われています。また、ラジオアイソトープ(放射性同位元素)は診断だけではなく、がん細胞を破壊し転移をくい止めるなど、治療面でも大きな効果を上げています。ただ、放射線は診療に効果がある反面、危険も伴うので、その管理をするのも診療放射線技師の大切な仕事です。

養成課程のある学校に入るのが第一歩

診療放射線技師になるためには、診療放射線技師国家試験に合格しなければなりません。受験資格は、養成課程のある大学や短大、専門学校などで3年以上必要な知識、技能を修得した者などに与えられます。養成課程のある大学、短大、専門学校は2004年現在、全国に41校あります。養成課程の入試倍率は2~7倍となっています。国家試験の合格率は80%前後なので、難関は養成機関への入学ということになります。

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