介護福祉士

介護福祉士

高齢者などの生活の世話をする

社会の高齢化が進むにつれ、寝たきりや認知症(痴ほう症)の高齢者などが増え、その介護の問題が表面化しています。介護福祉士は、福祉に関する専門知識と医学的な介護技術を身につけ、施設あるいは在宅で、それらの人々の介護を支援するスペシャリストです。具体的には、入浴や排せつ、食事などの身の周りの世話をし、本人ができるだけ自立した生活が送れるように援助します。また、家族に対して介護の指導も行います。介護を必要とする人の悩みや体の状態は千差万別であるため、それぞれの状態に応じた介護を施さなければなりません。そのため、福祉関係の知識はもちろん、栄養学や調理、心理学、医学一般など幅広い知識とリハビリテーション技術が必要とされます。

養成課程で学ぶと資格が取れる

介護福祉士の資格を取るには、国家試験を受ける方法と学校や施設で学んで取得する方法があります。国家試験は、3年以上老人ホームなどで介護の実務を経験するか、高校で「社会福祉基礎」など所定の教科を学んで卒業すると受験することができます。試験内容は筆記と実技で、合格率はここ数年は約50%です。学校や施設で学んで資格を取得する方法は二つあり、一つは、大学、短大、専門学校などで指定の養成課程を修了する方法と、もう一つは、大学の福祉系学部や社会福祉士・保育士養成施設などで必要な科目を履修し、さらに指定の養成施設で1年間学ぶ方法です。

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