エネルギー系研究・技術者

エネルギー系研究・技術者

原子力や自然エネルギーの研究・開発に携わる

私たちの暮らしが豊かになるにつれて、電気や石油、天然ガスなどの使用量が急速に増えています。公的な研究施設や電力会社、民間企業などに勤務するエネルギー系研究・技術者は、水力、火力、原子力といった既存のエネルギーはもちろん、太陽光、風力などの新エネルギーの研究・開発を通じて、長期的なエネルギー供給の安定化に貢献しています。それだけに研究領域は幅広く、例えば原子力では、核燃料の加工や再処理、原子炉の設計などはもちろんのこと、既存の発電技術の効率を上げる研究なども行っています。また、化石燃料の枯渇や環境問題の深刻化が心配される近年では、自然エネルギーの実用化に向けた研究が注目を集めています。特に、風力発電や太陽光発電に代表される自然エネルギーの実用化に向けた研究や、二酸化炭素の削減につながる燃料電池の開発などに関しては、世界中の研究者がしのぎを削っています。

大学の工学系・理学系学部に進むのが第一歩

エネルギー系研究・技術者になるには、大学の工学系、理学系の学部で専門知識を身につけるのが一般的なコースです。第一線で活躍したいなら、大学院に進学する方が有利でしょう。就職先は、電力会社をはじめとする民間企業、公的研究機関などになります。公的機関に就職するには公務員試験に合格しなければなりません。なお、原子力発電関連の国家資格としては、放射線取扱主任者や原子炉主任技術者などがあります。

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