経営コンサルタント

経営コンサルタント

会社の問題点を診断し業績アップにつなげる

会社や商店などの経営状態を診断し、経営体質の強化や今後の方針について指導やアドバイスをするのが経営コンサルタントです。仕事を依頼されると、依頼主の要望に合わせて、経営の効率化や合理化のための診断、人事や賃金の見直し、設備投資計画の作成などを行います。依頼主から提出してもらう関連資料では診断材料が足りない場合は、独自に調査も行います。また、企業向けに、従業員の能力開発セミナーの講師を務めることもあります。企業の経営指導を行うために、日頃から国内外の経済の動向、法規制や法改正の動き、コンピュータなどのIT関連機器の開発状況、賃金や雇用の動向などの情報を収集・分析し、それを仕事に生かしています。また、経営のコンサルティングは間口が広く、自分の得意分野を専門にしていることも多いようです。

大学で経済学、経営学などを学ぶのが第一歩

経営コンサルタントになるために必要な資格は特にありませんが、関連の深い国家資格として中小企業診断士があります。この資格試験は誰でも受験できますが、かなり専門的な知識が問われるため、経済学、経営学・商学、法学、経営工学などが学べる大学へ進学した方が有利でしょう。試験は1次(筆記)と2次(筆記と口述)に分かれています。1次試験では経済学・経済政策、財務・会計、経営法務などの知識が問われ、2次試験では中小企業診断士となるために必要な応用能力が試されます。2次試験合格後は、一定期間、指定法人などの実務補習を受講するか、中小企業総合事業団などで実習を行うことが必要です。

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