商社勤務

商社勤務

世界を相手に様々な原料・商品を取り引きする

天然資源の乏しい日本では、輸入した原材料を加工・製品化し、それを輸出することで経済が成り立っています。そのなかで大きな役割を果たしているのが、世界中にネットワークを張り巡らせ、いろいろな原料や商品を輸出入する商社です。その商社で、今何が必要とされているかを探り、いち早く売買に結びつけるのが商社営業部員です。取り引きする商品は、衣料、食料、機械、薬品などバラエティーに富み、その種類は膨大な数に上ります。特に最近は、エレクトロニクスやバイオテクノロジー製品、通信衛星事業などを担当するスタッフが増えています。また、世界各国と様々な商品を取り引きする大手商社は、商品の輸出入ばかりでなく、海外資源の開発や、外国企業への投資なども積極的に行っています。

在学中から専門知識や教養を身につける

商社の採用試験で重視されるのは、行動力や語学力です。経済学系、経営学・商学系、法学系学部出身者の採用が多いですが、英会話の実力をつけておくとなおよいでしょう。商業英語検定試験に合格していればかなり有利です。また、エレクトロニクスや通信衛星など、先端技術を駆使した工業製品や通信事業を手がけることが多くなるにつれて、理学系、工学系学部出身者の採用も増加傾向にあります。特に、基礎研究より、応用研究を専攻した人の方に実績があるようです。いずれにしても、商社の採用試験は高倍率なので、在学中から国際政治、経済、歴史などを十分に勉強し、実力をつけておくことが大切です。

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