歯科衛生士

歯科衛生士

歯の保健指導や予防処置を行う

医師の診療を看護師が補佐するのと同様、歯科医師の治療を補佐する「歯科医院の看護師さん」が、歯科衛生士です。歯科衛生士は、歯科医師の指示によって歯石を除去したり、フッ素化合物を塗ったりして、虫歯や歯周病などの予防処置を行います。歯の磨き方を指導するなど、歯の健康指導も歯科衛生士の大事な仕事です。また、歯科医師が治療している時は、患者の横につき添って、器具の受け渡しなど歯科医師の補助をしながら、患者の状態に気を配ります。治療器具の洗浄や薬の管理、治療後の後始末なども仕事のうちです。仕事の場は、病院や歯科診療所が圧倒的に多いですが、ほかに保健所などでも活躍しています。なお、現在のところ歯科衛生士のほとんどが女性です。

国家試験の合格率は100%近い

歯科衛生士になるには、厚生労働省が実施している歯科衛生士国家試験に合格しなければなりません。受験資格は、短大の歯科衛生学科、専門学校や各種学校の養成課程を卒業すると得ることができます。専門学校や公立、私立の短大、歯科医師会が設置している指導機関など、養成課程のある施設は、2004年4月現在、全国に142校あります。なお、これらの学校のほとんどが2年制でしたが、2005年度から3年制必修化が義務づけられました。国家試験の合格率は例年95%以上と高いので、養成課程を卒業すれば、ほぼ確実に資格を取ることができるでしょう。

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