クリエーティブディレクター

クリエーティブディレクター

キャンペーンの企画から現場の管理まで

テレビCMや新聞、雑誌の広告、各種のイベントなどを通して、商品やサービス、企業イメージなどを消費者にアピールするキャンペーンのしかけ人が、クリエーティブディレクターです。クリエーティブディレクターは、企業などの依頼主の目的や方針に沿って、新商品などのメリットを消費者にどうアピールしたら効果的か、企画を練ります。企画ができ上がったら、それを具体的に検討し、コピーライター、CMプランナー、アートディレクターなど、必要な専門分野のスタッフを選定して、キャンペーンに必要なポスターやCMなど広告物の制作に当たります。制作過程でも、クリエーティブディレクターが最初から最後まで指揮を執ります。つまり、大規模な広告キャンペーンの総責任者なのです。

幅広い知識や時代を見る目を養っておく

クリエーティブディレクターは、広告制作のすべての分野に詳しく、かつ幅広い人脈を持っていることが求められるので、かなりのキャリアが必要です。また、専門分野ばかりでなく、社会学的、心理学的考察力なども求められます。そのため、まず大学に進学することが第一歩となりますが、その際、大手広告代理店に採用実績のある国公立大や私立大に入学した方が近道かもしれません。学部は芸術系学部などが有利に思われがちですが、予算の設定・管理などプロデューサー的な要素もあるので、実際にはそれ以外の学部出身者も活躍しています。在学中は美術、音楽、演劇、経済、政治、歴史など、できるだけ幅広い知識を身につけ、社会現象や風俗にも関心を持つのが望ましいでしょう。

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