トラック運転手

トラック運転手

日本経済を支える陸上貨物輸送に大きな役割

トラックによる貨物輸送はトンキロ(重量・距離)ベースで全体の貨物輸送の約9割を占めており、日本の経済に大きな役割を果たしています。その担い手がトラック運転手です。仕事は、車両の点検作業から始まり、運行管理者の点呼を受けた後、運転乗務に入ります。この際、発煙筒などの非常用器具、運行記録計の装填、運転日報、輸送伝票などを準備します。そして、出荷場所で貨物の品名、重量、個数、送り先を確認し積み込みを行い、目的地に輸送し、指定の場所で荷をおろして受領印を受けて作業は完了します。貨物の中身は多種多様なので、それに対処するため一般のトラックのほか、特殊用途車や低温・冷凍・冷蔵庫車など、ケースに応じて用途別のトラックが使用されています。

免許があれば誰でもチャレンジ可能

職業柄、自動車運転免許を持っていることは当然ですが、最大積載量5トン以上の車を運転するには大型免許、車種によっては大型特殊免許が必要となります。大型免許の受験資格は年齢20歳以上で、普通免許または大型特殊免許を持ち、いずれかの免許を受けていた期間が通算2年以上の者、となっています。大手や中堅企業では、主に高卒者を対象に定期的に採用が行われていますが、規模が小さいところでは、ほとんどが即戦力をねらった中途採用です。採用後は一定期間、業務知識、就業規則、労働協約などの講習、また、接客や作業技術などについて訓練を受けます。この期間が終わると運転業務に就きますが、初めは近距離業務が一般的です。

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