自動車整備士

自動車整備士

整備なくして車社会は成り立たない

日本の自動車の保有台数は2004年現在、約7788万台(自動車検査登録協力会調べ)に達し、アメリカに次いで世界第2位にランクされています。自動車整備士は、専門的な知識・技術を駆使して、これら自動車の修理・整備を担当する技術者です。具体的な仕事内容は、自動車のエンジンや電気系統、操縦、制動、動力伝達などの装置を点検し、磨耗や破損部分を交換・修理して、自動車の機能を正しく保つことです。自動車整備には、日常的に行う故障修理、一定の期間を置いて行う定期点検、それに車体整備があります。これまでは故障修理が業務の大部分を占めていましたが、現在では台数が増えたこともあり、定期点検や車体検査も多くなっています。また、自動車整備工場は、扱う自動車の種類やエンジンの種類、部位別に専門分野が分かれています。

自動車整備学校入学が近道

自動車整備士になるためには、1~3級自動車整備士技能検定試験(学科と実技)に合格することが必要です。試験の受験資格は級によって異なります。整備士の1種養成施設(整備経験のない者が対象)は、自動車整備学校や高校などの自動車整備科などで、養成期間は一般に3級整備士養成課程が1年以上、2級整備士養成課程が2年以上、1級整備士養成課程が2~3年間です。なお、養成施設で所定の科目を修了した場合は実技試験が免除になり、学科試験に合格すれば資格を取得することができます。

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