サーチャー

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データベースから必要な情報を探す

コンピュータの利用が社会に浸透している現在、日本国内で利用できるデータベースの数も飛躍的に増えています。この膨大な量のデータベース化された情報の中から、パソコンを使って依頼された情報を迅速に検索し、提供するのが、サーチャーと呼ばれる情報検索のスペシャリストです。サーチャーは主に情報検索サービス会社に所属していますが、保険、金融、製薬、マスコミなどの企業で情報検索を主な業務とする部署で活躍している場合もあります。検索する内容は、医学情報や学術情報、新商品の特許についての情報、市場調査、取引先の最新データと多種多様です。サーチャーは、ジャンル別にそれぞれ違った文字、単語、番号によって分類されているデータベースから、依頼された情報を探し出し、依頼者の要望に沿った内容にまとめたレポートを作成します。

専門知識を直接学べる大学もある

サーチャーをめざすなら、大学や短大で図書館学や情報学を学んでおくと、基礎的な知識として役立ちます。データベースの利用技術を専門的に学べる大学・学科としては、筑波大図書館情報専門学群、慶應大図書館・情報学系、愛知淑徳大図書館情報学科などがあります。また、関連する資格試験として、(社)情報科学技術協会が実施している情報検索応用能力試験があります。2003年度の合格者状況は、1級は合格者6人で合格率24.0%、2級は合格者102人で合格率46.2%となっています。

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