学校職員

学校職員

校内のあらゆる事務手続きに携わる

小学校、中学校、高校、短大、大学、専門学校などに勤務し、学校内の様々な事務や管理業務に携わっているのが学校職員です。学校の規模が大きくなるほど職員数も増え、業務窓口が細かく分かれます。具体的な仕事内容は、給与の計算、学籍簿の管理、人事上の事務手続き、学校の備品・設備の購入および管理、各種証明書の発行など、多岐にわたっています。小学校、中学校、高校では生徒と触れ合う機会も多いですが、大学の職員になると、学生課や就職課などの現場担当と、庶務、会計、管財などの管理担当とに完全に分かれていて、管理担当者は学生と直接接することは少なく、一般企業の事務系の仕事と変わりません。

自治体には「学校事務」の採用区分があることも

公立の学校職員になるには、自治体によって異なりますが、「学校事務」「一般行政」などの区分で、地方公務員試験に合格しなければなりません。国立の学校職員の場合は、2004年から国立大などが法人化されたことにより、従来の国家公務員試験ではなく、国立大学法人等職員採用試験に合格する必要があります。私立の学校職員は、独自に求人募集が行われ、筆記試験と面接で採用が決まります。試験内容は学校によって異なりますが、公務員試験と類似しており、例えば大学の採用試験では、国語、英語、数学などの一般教養試験と、法律や経済などの総合的な試験が行われ、小論文を課すところもあります。そのため、法学部や経済学部など社会科学系学部の出身者が比較的有利とも言えます。

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