行政書士

行政書士

様々な書類の作成と提出手続きを代理する

行政書士は、個人や法人の依頼を受けて、官公署に提出する書類や一般文書などを作成し、提出手続きを代理することが主な仕事です。取り扱う書類は、運転免許証の更新、飲食店の営業などの許可申請、美容院の開店届けなどの届出書から、委任状、借用書、示談書、身分証明書などの一般文書まで、膨大な種類があります。また、書類の提出先も、警察署、市区町村、保健所など広範囲です。そのため、特定の事業分野だけを専門に扱っている人もいます。行政書士の資格のほかに、土地家屋調査士、社会保険労務士、司法書士など、複数の資格を持っている人も多くいます。こうした資格はそれぞれ、扱う業務内容に法律で制限が設けられているため、複数の資格を持っていた方が仕事の範囲が広がるからです。

大学の法学系学部進学が有利

行政書士になるには二つの方法があります。一つは、行政書士試験に合格することです。もう一つは、ほかの資格取得者や公務員の経験が一定期間以上ある者に行政書士の資格が与えられる場合で、弁護士、公認会計士、税理士、弁理士の資格を既に取得している人、または高校卒業後、公務員として行政事務を17年以上経験した人などがこの場合に該当します。試験は法律関係の出題が多いので、受験をめざすなら、大学の法学系学部へ進学すると有利です。

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