国際公務員

国際公務員

国連機関で世界の平和に貢献する

国連はニューヨークに本部があり、191か国が加盟しています。その組織は総会、経済社会理事会、事務局、安全保障理事会、信託統治理事会、国際司法裁判所が柱になっており、さらに関連機関として、国際労働機関(ILO)、国連教育科学文化機関(UNESCO)、世界保健機関(WHO)などがあります。国際公務員は、主にこれらの機関や世界各地にある事務局、地域事務所などで、プロジェクトの作成、運営、管理、監督に当たります。担当する仕事は、開発途上国への技術援助、難民救済、教育の普及など、様々な分野にわたっています。いずれにしても、どの国の政府からも拘束されず、中立の立場、かつグローバルな視点で職務を行う義務を負っています。

語学とプラスαの専門知識を身につける

現地採用や欠員補充の公募に応募するなどして国際公務員になる方法もありますが、かなりの実力がなければ難しいと言えます。比較的可能性が高いのは、外務省の国際機関人事センターが国際公務員の養成のために実施しているアソシエート・エキスパート制度です。年1回の選抜試験に合格すれば、実地研修を兼ねて国連機関に一定期間勤務することができ、能力次第では正式採用となる可能性もあります。応募資格は35歳以下で、英語かフランス語で仕事ができ、大学院修士課程以上を修了した者ですが、文学、体育、芸術、語学のいずれかだけを専攻した人は、応募できません。そのほかには、主に初級専門職員を採用するための国連職員採用競争試験もあります。

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